コンパニオンバードは、家族の一員としてお迎えされた、飼い主さんから愛情をたっぷり注いでもらっている、飼い主さんとの絆が非常に深い鳥さんのことです。
人の言葉を覚えたり、お歌を歌ったりして、飼い主さんを喜ばせてくれる子もいます。人とのコミュニケーションを楽しむことができるため、心が通じ合える存在です。
コンパニオンバードのことを知れば、鳥のことをあまり知らない人たちも、鳥を知り、私の様に鳥に夢中になってしまうでしょう。
それでは、私がどんな風にして、こんなにも鳥を愛してしまうようになったのかをお伝えしながら、コンパニオンバードの魅力をお伝えします!
コンパニオンバードその魅力に気付く
これから紹介する、とあるテレビ番組を見て、私は初めてコンパニオンバードの魅力に気付きました。鳥たちが見せる愛らしい仕草や知的な行動、そして人間との深い絆が、私に強い印象を与えました。
しゃべる鳥の世界・番組概要とテーマ
2016年12月6日(火)放送された、『マツコの知らない世界1』で、『しゃべる鳥の世界』という回が放送されていました。
ゲストの紹介
神戸で、鳥カフェ「とりみカフェ ぽこの森」を経営している梅川千尋さん2)が出演している回です。
鳥たちの可愛さと懐き具合
出演している鳥たちのおしゃべりや、よく懐いている様子がとても可愛くて、食い入るように観てしまいました。
鳥たちが、人に対して完全に心を開いている様子が、にぎころ3を許していることからもよく伝わります。
鳥について熱く語る梅川千尋さんと、一緒に出演していた鳥たちを見て、鳥の愛情深さ、賢さを知り、鳥さんと一緒に暮らしてみたい!鳥さんをお迎えしたい!と強く願うようになりました。
ヨウムは、5歳児の知能と2歳児の感情を持つと言われているほど、賢い鳥で有名です。オウムもとても賢く、オウムの感情表現は、時に人以上です。喜怒哀楽激しめで可愛いです。
現代を生きる鳥たちは恐竜だった
私が鳥に対して特別な感情を抱いてしまうのは、子どもの頃から大の恐竜好きということを抜きにしては語れません。
1981年生まれの私が中学生の頃、それ以前にも何度か議論され注目を集めていた、鳥類恐竜起源説が再び議論され盛り上がっていました。
現代を生きる鳥が恐竜だと知ってから、鳥を見ると恐竜を重ねるようになり、その鳴き声すら感慨深く感じるようになったのです。
私のように、子どもの頃恐竜が好きだったという方がいれば、インコやオウムをお迎えすれば恐竜と暮らせるということです。ロマンがありますよね!
コンパニオンバードを知ると鳥を見る目が変わる
恐竜と鳥類がほぼイコールだと知ったからといって、すぐに鳥のお迎えを決行できたわけではありません。
この頃まだ子どもだったので、ペットのお迎えは親の承諾なしにはできませんし、そもそも鳥と触れ合う機会もなく、お迎えしたいという気持ちがありませんでした。
子どもの頃から生き物は大好きだったので、犬や猫を飼っていて、彼らがとても愛情深く可愛い存在なことはとてもよく知っていましたが、コンパニオンバードがどんな生きものなのか知らな過ぎたのです。
鳥に対する誤解と恐れ
なんなら、鳩はドブネズミと同量の菌を保有しているというし、カラスは賢くとても恐ろしい存在だと思っていたので、見かけると避けて通っていました。
コンパニオンバードがとても賢く、感情が豊かで人と心が通う生きものだと知っていたら、現代に生きる恐竜を直ぐに迎え入れていたはずです。
コンパニオンバードとの出逢いとお迎え
コンパニオンバードをお迎えしたいという気持ちは、どんどん強くなっていきました。ですが、その一方で、そもそも触れ合ったことがない鳥さんを触ることができるのか、触ることができなければ、お世話をすることができないのではないかと思い始めました。
初めてのコンパニオンバードとの触れ合い
近所のショッピングモール内のペットショップに併設している、コンパニオンバードとの触れ合いコーナーで、まずは触れ合ってみることに。
人によく慣れたコンパニオンバードたちが、たくさん頭や肩に乗ってきてくれて嬉しかったです。
モモイロインコのももちゃんが手にとまった瞬間は、初めてコンパニオンバードの足の温もりを感じ、手と手で握手している様な感覚があり、なんだか感動して泣きそうになりました。
たくさんの鳥さんたちに囲まれるのは、ディズニープリンセスにでもなったかのような、何とも言えない不思議な幸せな気持ちになります。
この触れ合いコーナーは、現在触れ合いサービスを行っていないようですが、鳥を触ることができるのか不安があれば、先ずは鳥のいるカフェ千駄木店の様な、鳥と触れあうことができるサービスを提供している場所に行ってみることをお勧めします。
オカメインコをお迎えする
鳥との初めての触れ合いを経て、鳥との触れ合いに問題がなかったことが分かりました。それどころか、完全に心を鷲掴みにされてしまったので、何の迷いもなくコンパニオンバードをお迎えすることに。
どの種類のコンパニオンバードをお迎えしようか悩みました。お迎えした以上は、責任をもって最後までお世話をしていくわけだし、飼育難易度が高いと、鳥飼育初心者の私としては不安だからです。
いろいろと調べていく中で、とても優しく甘えん坊で臆病というオカメインコの性格が可愛く思えて、オカメインコに惹かれてしまい、東京都葛飾区のオカメインコ専門店『オカメインコショップひばりや』へ行ってみることにしました。
ルチノーちゃんに一目惚れ
見るだけのつもりでした...1羽ひと際元気に鳴いているルチノー4の子がいたので、出してもらい手に乗せると...。
か...可愛い...完全に一目惚れです。その場で飼育に必要な一通りのものを揃え、ルチノーちゃんを連れて帰ることになったのです。
なんだか鳴き声が男の子っぽいと言われていたけど、わたしは女の子よ。
帰りの車の中、小さな小さな命が箱の中で動いているのを感じ、ドキドキしていたのを思い出します。
コンパニオンバードをお迎えしてわかったこと
自由過ぎる鳥の排泄
鳥のお迎えをためらうことの一つに、鳥の排泄が自由過ぎる問題がありました。
わんちゃんはトイレのしつけができます。ねこちゃんは砂の上で用を足す習性があるので、猫砂を準備すればその中で用を足します。
ところが、鳥はいつでもどこでも自由にうんちをするので、家中うんちだらけになるんじゃないかなと思っていました。
うんちすら可愛い
実際一緒に暮らしてみると、オカメインコのうんちなんて本当に小さくて気にならないのです。うんちをしたことに直ぐ気付けば、ティッシュでさっと片付けられます。(乾いて固まると取りづらくなります。固まってしまったら、霧吹きで濡らし、少し放置してからティッシュで取ると簡単です。)
そうはいっても、服の上でも頭の上でもお構いなしにうんちするので、放鳥中は汚れて困る服は着ていません。
気を付けていても、うっかりうんちを付けたまま出掛けてしまうこともあります。
うんちの痕跡を外で見付けたときには、クスっと笑えてそれすらも可愛くなってしまいます。鳥飼いさんあるあるですね。
仲間認定してくれる
我が家では、放鳥タイムにごはんはあげないようにしています。ごはんはケージの中で食べるということを徹底して、ケージに戻ってもらい易くするためです。
わたしたちの食事中は、いつもケージに入ってもらっているのですが、私たちが食べ始めると、ケージにいるまめも食事を始めます。
これは、群れで行動するオカメインコの習性が関係しています。みんなが食べている時に一緒に食べることで、ひとり置いて行かれることのないようにしているのです。
群れで暮らすオカメインコが一人ぼっちになってしまうことは、死に直結するほど重大なことなのです。
私たちのことも仲間だと認識してくれているようです。嬉しい。
心が通い合う
鳥はとても愛情深い生きものだったで詳しくお伝えしていますが、コンパニオンバードがこんなにも知的で、好奇心が強く遊び好きで、愛情が深く、心が通い合うということが、一番の驚きでしたし、感動したことでした。
コンパニオンバードと暮らし始めて、私の人生は鳥一色に染まりました。コンパニオンバードを通して、野鳥も大好きになり、鳩やカラスにも愛情を感じるようになりました。
彼らは、人が知っている以上に、知的で能力が高い生きものです。
最後に
鳥が苦手だった私が、どのように鳥を愛するようになったのかを通して、コンパニオンバードの魅力をお伝えしてきました。
コンパニオンバードと一緒に暮らすと、寂しいという感覚は一切感じなくなります。もはや寂しい感覚を思い出そうと思っても、思い出せないレベルです。
コンパニオンバードも、野鳥も、私の人生に欠かすことのできない大切な存在となりました。
無知=恐怖だということを、身をもって経験しました。
この記事を読んでくれた方が、少しでもコンパニオンバードや野鳥たちに興味を持ってくれたら嬉しいです。
脚注
- タレントのマツコ・デラックスさんが、日常ではあまり知られていない興味深いテーマや、珍しい趣味などについて取り上げ紹介する番組。その世界の興味深い情報や裏話を知ることができ、マツコ・デラックスさんの独特なキャラクター、率直な言葉遣い、辛口なコメントがおもしろく、視聴者を楽しませてくれる番組。
- さかなクンの鳥バージョンのような女性。さかなクンが頭に魚の帽子をかぶっているように、この方も頭に鳥の帽子をかぶっていた。
- 手のひらで包むように優しくにぎられたインコが、ころんと仰向けになった状態のこと。鳥飼さんたちの間で使用されるインコ用語。
- オカメインコの一種で全体的に白っぽい色をしている。顔の辺りが黄色っぽく、オカメの名前の由来でもあるチークパッチが特徴。
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