ジャパン・バード・フェスティバルは、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて行われる、鳥をテーマにした日本最大級のイベントで、数年前にも一度行ったことがあります。
今回、以前に行った時とは比べ物にならないほど楽しめたのは、ずばり野鳥に興味を持ち始めたから...
野鳥に沼りたいけど、野鳥のことはほとんど知識がないし、何から始めたらいいか分からないと途方に暮れている方にはおすすめです!
ジャパンバードフェスティバル・コブハクチョウのお出迎え
初めに度肝を抜かれたのは、イベント会場に向かって歩いている時でした!
頭上からとても大きな音でブワァッサ、ブワァッサと鳥の羽ばたく大きな音が聞こえてきたのです!今まで聞いたことのない大きな羽ばたき音です!
見上げると、頭上直ぐ近くを、始めて見る大きな白い鳥が飛んでいるじゃありませんか!もう、興奮してしまって...まだ、イベント会場にたどり着いてもいないのに、テンション爆上げです。
大きな白い鳥の正体
イベント会場内で、我孫子野鳥を守る会の方に先ほど見た大きい白い鳥の話をしたら、私が目撃したのは『コブハクチョウ』だと教えてくれました。
元々はヨーロッパから日本に持ち込まれた鳥で、その優雅さ、美しさから、皇居の庭でも飼われていたのだそうです。そして、輸入されたコブハクチョウが籠ぬけし、日本各地の湖沼、池、河川、公園に生息しているのだと聞きました。
手賀沼1のコブハクチョウは、初めて確認されて以降、年々増加し、越冬期には150~200 羽ほどが確認されているそうです。
ちなみに、手賀沼のコブハクチョウは、野鳥とは呼ばないらしいです。
こんなに大きく迫力があり、優雅で美しい鳥が近隣にいて、いつでも出会えることを知り、とても嬉しくなりました。
手賀沼親水広場(多目的広場)
湖畔バードウォッチング
手賀沼親水広場内の、カッパ噴水前展望デッキで、湖畔にいる野鳥を観察してみようとういイベントがありました。
デッキには立派なスコープが10台設置されており、自由に覗くことができます。しかも我孫子野鳥を守る会のメンバーさんの解説付きです。図鑑片手に詳しく解説してくれる様子から、鳥に対する愛情が伝わります。
この一時が楽しすぎて、その方の持っていた図鑑『日本野鳥650』を、数日後に購入してしまいました!
スコープの中に初めて入ったのは、カイツブリでした。
どうして今まで、身近にいる生きものたちに気が付かなかったのだろう...。いつの時も、自然の中で生きものたちは暮らしているのに、気にしていないと目にとまらないものです。
しかし、この時を境に、この世界は野生生物の宝庫だということに気付いてしまいました。バーダーへの道に向かってまっしぐらです。もう後には引けません。
光学機器メーカー出展ブース
イベント会場には、カメラ、カメラレンズ、双眼鏡のメーカーの出展ブースがありました。
いいなと思うような物は、ゼロが一つ間違っているんじゃないかと思うほど高額で、とても手が届かない印象を受けました。
会場に来ているバーダーの方たちは、とても立派なレンズを装着したカメラを持っている方が多く、途方に暮れそうになります。
先ずは双眼鏡からと思っても、双眼鏡もピンキリで、いいものを手にしようと思うと、道のりは険しそうです。
我孫子野鳥を守る会主催で、月に1度、定例探鳥会があると聞きました。是非参加してバードウォッチングを始めたいけど、光学機器の値段に震えます。
オオバン広場
グッズ販売・書籍販売
オオバン広場では、たくさんのグッズや書籍の販売がされていました。気になる書籍もたくさんありましたが、今回は我慢。チェックしてアマゾンの欲しいものリストに追加です。
戦利品は以下の下敷きとキーフォルダーの2つのみ。この下敷きは、音声再生ペンをかざすと音声解説と鳥の鳴き声が聞けるシステムになっていて、後日音声再生ペンについて改めて調べてみると、販売価格が11,500円と案外高額なため購入は見送りました。
行政関係展示
知床羅臼町観光協会の出展では、実物と同じくらいの重さ(6kgくらい)の、オオワシのぬいぐるみを抱かせてもらいました。こんなに重量のある鳥が頭上を飛んでいたら、大迫力間違いなしです。
知床羅臼が憧れの地になりました。
最後に
ジャパンバードフェスティバル2023 in 我孫子に来て、コブハクチョウとの出会いに興奮し、初めての野鳥観察にワクワクし、この1日で色んな感情を味わいました。
こんなに楽しい世界が、身近に転がっていたことに気付いた私は、本当に幸せ者です。光学機器をどうするか問題はあるにせよ、ワクワクする気持ちに従って、どっぷり野鳥に沼りたいと思います。
ジャパンバードフェスティバル2024が開催されるなら、必ず行きます!
そして、我孫子野鳥を守る会の皆様には、これからお世話になる予定です。
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